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このブログは、シルバーレインに置いて行動中の「呪炎・アカネ」「明正・捩木」の行動記録を、小説……または一人言を掲載する為の場所であります。サブである「ベルス・ペルシアル」「速水御影」もちょくちょく出てきます。その四人と馬鹿背後の提供でお送りします。
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戦争後の情景(アカネ、捩木、御影、ベルス)

私は今回の戦争を無事に乗り切ることができた。
一緒に戦ってくれた、二人には感謝の念しか抱けない。
でも…その後には、色々な風景が広がっていて…なんて言うのかな。

よくわかんないやw

その中で確かと言えること、それは…何かが変わったってこと。
月下楼閣の扉を空け、そこは私の部屋。

そこには、二人の姿がある。

戦争を一人で駆け抜け、自分の戦いをやりきったような顔の御影

「よう、帰りが遅かったじゃねぇ~か。そっちは?」
「全ターン、生き残ったよ?」
「かぁああ!?マジかよ!やっぱり学園に先についていた先輩は格が違うね~」

彼はニヤニヤとしながら、自分の戦いを誇らしく語る。
きっと戦場で多くの物を見たのだろう。きっと…一人でも辛いことがあったんだと思う。
だって戦場だもん。多くの傷つく人を見てきたんだ。
でも、御影はそんなことを語らず、ただ前を向いて…その人たちの分まで戦ったんだ。

「もっと強くなんねぇとな!色々とよ!!」

視線を動かす、次はベルスが目に映った。
私のベットを勝手に使い、金髪の彼女はすぅ~すぅ~と可愛らしい声で寝息を立てている。
御影とベルスは、滅多にこの月下楼閣に姿を見せないけれど…きっと疲れたんだろうね。
今日は許してあげるとしましょうか。

毛布をかけてあげた。寝息で…「デザート…コーヒー」と言っていたのには、笑いが込み上げてきたけれど。

「あれ?御影。捩木は?」
「ん?ネジーならよ…」

彼は黙って上を指した。
私もその意味を察して、すぐに部屋を後にする。
この年になっても、やっぱりあんな戦いの後では、腹違いで生まれた弟のことは気になるもので…
報告では重症を負っていたし…そんな状態で屋上の寒空の下にいるなんて、変だと思ったんだよ。

階段を上って…屋上に到着した私は…想像もできないものを見た。

「捩木!怪我しているのに、こんなところで何をやって……」

捩木は屋上の真ん中で座り、頭上の星空を…月を眺めていた。
ただそれだけならば、何も思わないんだけれど…

「うるさいな…俺なら大丈夫だよ。アカ姉ぇちゃん。いや…逆にとてもいい気分なんだ」

捩木…笑っていたんだよ。
それはとても普通のことかもしれなかったけれど…なんて言うか。

普通の笑顔で…いつもの、気持ち悪い笑顔じゃなくて…

「捩木…そ、そそそそそ!その顔!!」
「ん?変な顔しているんじゃない。バーカ」

知っている人は知っていると思うけれど、捩木は普通に笑うことができない。
明るく笑おうとすると…酷くゆがんだ物になる『笑顔』
その笑顔が…とても、清清しい物になっていた。

「何かあったの…?」
「ああ、真琴と別れた」
「はぁ?………はぁああああああああああ!????」
「デカイ声は変わらないな。アカ姉ぇちゃんは少し、女らしさを持った方がいいぞ?あははははは!」
「余計なお世話ですねんっ!ど、どうして…あんな良い子」

捩木の隣に座って、私は聞いた。
弟の話を…でも、変なんだよ。

話題が話題なのに…

「アイツは選んだんだ。自分の正義を…そして、俺も。」
「せいぎ…?」
「俺はずっと、自分を隠しているんだと、我慢させているんだと思っていた」
「うん……」
「でもさ、それは違うんだよ。我慢じゃない…苦痛でもない…俺は、俺の正義はそんなの関係ないんだ」

その時、私の脳裏に浮かんだのは、学園に来る前の記憶。
捩木のお母さんが…私に言ってくれた一言

『アカネちゃん、正義を貫くならば、結果を求めて道をひたすら進みなさい。その覚悟を持つんだぞ?』
「アカ姉ぇちゃん。正義を貫くには、きっと結果を求めるんだよ。そこに苦痛があるのを覚悟で…走るんだ」

「…………っ」

どうして、私が泣いているんだろうか…泣くべきなのは弟なのに。

「真琴に出会って…俺はずっと彼女のことを考えていた。彼女を幸せにするには、どうすれば良いのかと。それが俺の正義。でも…別れる時に思ったんだ。傍にいること…『彼女の幸せ』を貫徹させるには、きっと愛するだけではダメなんじゃないかって…その関係を失っても、彼女のことを真剣に考える必要が、あるんじゃないかって!!」

その顔…私は覚えていた。
私が愛して…でも、別れるときに…とてもカッコいい笑顔で送り出してくれた羅刹さんのことを。

「だから…俺は、これで良いんだ!俺は…彼女が幸せになってくれれば、自分なんてどうでも良い。俺の正義、彼女の幸せがその中にあるのなら…俺はよろこんで身を引く。むしろ…それで解決するならば、安いくらいだ」

「捩木……」自分のこと…本当に…考えないんだから…

いつも…いつも…他人のことばっかり。
自分を犠牲にしていることを自覚しても、それで満足するなんて…でも、どうしてこんなに嬉しそうに。

「彼女の正義。俺の正義。この選択は間違っていない。それがこの戦争で知ったこと、戦いの中で彼女と俺が決めた…道だ」

「…そう…そうっ……」

涙…結局我慢できなかった…

「何泣いているんだ?えっと…余計なことを言い過ぎたな。悪い…吐き出したかっただけかも」
「捩木…馬鹿だよ。でも…でも…間違っているとも、思えないよ…」

赤い皮のジャケット…捩木は貸してくれた。
心配して来たのは私なのに、この……人のことしか考えない馬鹿は、泣きもしないで笑って…

「辛くないの?…本当にそれで良いの?」
「辛い…心は痛い。今すぐ彼女のところに飛んで行きたい。だが…恋人としての俺は、もう居ない。彼女に話しかけるとしても、それは同士としてだ。尊敬する人として…俺は笑うさ」
「本当は好きなんでしょう?」
「好きだったとしても。愛していたとしても関係ない。そんな物は彼女の邪魔になるなら排除する…出さない。それこそが、俺の正義であり、それが彼女の障害になるなら排除する。そして…俺は自分の正義を曲げない。俺は…彼女の幸せを願う限り…愛さえ殺す…」

「自分をもっと…大切にしなよ」

「俺の正義は自己満足。そして、それを達成するには苦悩がいる。ならば…俺は自分の気持ちなんて殺す。そして…後悔はしていない。俺は彼女を愛して、愛さない。離れていても、幸せを願い。その正義を崩さない」

どうしてだろうね…そんな歪んでいて、真っ直ぐな考え、否定もできないし…肯定しかできない。

『あの子はきっと私にそっくりだ。自分を生かして殺し、相手のことを考えるだけ。アカネちゃんは自分に正直で…本当に生みの親にそっくり。私の大好きな親友にそっくり…だから、大好き』

「う…」

涙が止まらない…やっぱりそっくり…

「馬鹿、泣くな。皆も帰ってくるんだから…」

そう言って…正義正義とうるさい男の子は、泣き虫の私を、抱きしめてくれた。

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こんばんは

(そっと部屋に入り)お邪魔致しますのー……あら、もう寝てらっしゃいますのね(ベルスさんの寝顔を見て)
今日は、お礼に伺いましたの(荷物を置いた)

先ほどの戦いでは、何度倒れても凌駕出来ましたの。
体が動かなくなっても、不思議と力が湧くようで。
……後から伺ったのですが、ベルスさんがずっと応援して下さっていたとか。
(体に巻かれた包帯を見て)……そのようなお体で。

ベルスさんがお目覚めになりましたら、こちらをお渡し頂けますか?
(速水さんにステンレスボトルと包みを手渡し)
グァテマラのコーヒーと、今焼いて参りましたガトーショコラですの。

あとで皆様とお召し上がり下さ――そういえば、明正さんと呪炎さんは?
(小さく頷き)
……さようでございますか。
明正さんについてはナァにはまだ与り知らぬところがございますし、呪炎さんがいらっしゃれば大丈夫でしょう(にこ)
お話して下さる時がくれば、きっと明正さんはご自分から仰って下さいますから。
無理矢理事情を聞いても仕方がございませんもの。

それでは。速水さんもお大事になさって下さいませね?
御影からの解答

ああ、いつも2人がお世話になっているな。
えっと…ナタデココだっけ?(ぁ
まぁいいや、ベルスのためにサンキューな!
コイツきっと泣いて喜ぶ…前に食い始めていそうだけれどな~!あははは!
俺は平気だ。一人で相手もいなかったし、適度に休んで活動するさ。
それに…早く治ってこいつの世話してやらね~と(ベルスを見て)

ともあれ!コーヒーとケーキは頂いた!
アカネとネジが帰ってきたら欲望のままに食してやるぜ!あははは!
無題

いろいろと…あったんだろうな。
いまは、ゆっくり休むんだ。二人とも。
じゃ、また。
アカネからの返答

まぁ~確かにね。
でもそれは秋月も同じなんでしょう?(くす)
私の全然知らないところで事態は起こっていたみたいだけれど、私と捩木も余裕なかったからな~(汗)
最近、やっと動けたって感じだし…ま~ゆっくりやりますねんw
秋月も、自分の結社頑張ろうね。(微笑)
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プロフィール

HN:
呪炎
性別:
非公開
趣味:
世界鑑賞と小説書き
自己紹介:
Sであり同時にMでもある。
属性としては「SM」でも極端にアレなのは勘弁だね。
ソフトが一番でしょう?え?どうでも良いの?
あっ…そう?(///)

人の心とはとても美しく醜いと日頃から考え、他人の意見を吸収しながら、常に流されないように努力しているつもり。

自分のキャラである「アカネと捩木」を苛めるのも大好き。
苛められるのも好き。

だが、他の皆から構ってもらうことは、何よりも幸福を感じるウサギのような人間。

月がとても好きだ。
マイ箸はいつもウサギプリントの物を使うピンポイントなポリシーを持つ変態紳士。

紳士ならば、全力で女性を愛し尊重せよ!!美しき男達を尊重し、彼らの美しさを称えよ!

ここまで書いて思った。俺は最低人間であると!!
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