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このブログは、シルバーレインに置いて行動中の「呪炎・アカネ」「明正・捩木」の行動記録を、小説……または一人言を掲載する為の場所であります。サブである「ベルス・ペルシアル」「速水御影」もちょくちょく出てきます。その四人と馬鹿背後の提供でお送りします。
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せんべいと奈留の部屋…その一
青い空。

澄み切った蒼海の空を眺めながら、呪炎アカネは大きなビニール袋を下げ、簡素な住宅地の中を軽い足取りで歩く。

何度も通いなれたと実感できるようになった、その道を歩くたびに、彼女は……とある一人の少女のことを思い出してしまう。
普段、暑さが引かない昼間にアカネが率先した行動を取ることは珍しい。基本的に外出を好む彼女であったとしても、真夏に近づいた強い太陽の光には自然と嫌悪感を抱いてしまうのだ。

「あづい……あづいですねん」
 
太陽の光が嫌いなわけではない。むしろ彼女は好きだと答えるだろう。
しかし、この季節だけは、その好き嫌いの方向性も変わってくる。

「ギラギラしやがって……お日様!少しは手加減しろ~!」
 
そんな悪態をついても、無論……お日様もアカネを哀れに思って沈むことは無い。
そのような思いをしてでも、学校休みの昼間に、彼女が外を動いているのには目的がある。

一人の友達の家にお呼ばれされたからだ。

それも、最近彼女を支えてくれた大親友からのお誘い。
 
「奈留……待ってて下さいですねん!」

簡素にこの情景を描くならば、呪炎アカネという少女は、瀬川奈留という同級生の家へと遊びに向かう途中だった。



ボロボロのアパート。

瀬川奈留の住居を説明するのに、これ以上の適切な言葉はない。
錆びて交換時期が明らかなドアノブを捻り、アカネは畳の部屋へと足を進める。

合鍵は前に奈留からあずかっていたアカネではあったが、こうして部屋にお邪魔するのに実際、その合鍵は使用しなかった。
 
「奈留。戸締りくらいはしないと駄目でしょうが……一人暮らしの自覚ゼロですねん」

アカネは呆れた様子で部屋にあるテーブルにビニール袋を乗せると、そのまま床に腰を下ろす。

こんな狭い部屋では探しようも無い。
奈留は一体どこに出かけたのだろう?

前もってアカネが来ることを知っていた彼女だ。てっきり部屋で待っているものだとばかり思っていたが、部屋についてみるとご覧のとおり。

誰も居ない、静かでどこか寂しい空間が広がっていた。

奈留は前に部屋で猫を飼っていることもアカネに話していたが、その飼い猫の姿もなく。
ただただ、外を車が通る音だけが、流れては消えている。
何もすることも無く、お茶を淹れて、しばし彼女の帰りを待つことにした。

急須から湯のみにお茶を注ぐと、自然とアカネの心も静かに落ち着く。

「アカネ?もう来てる?」 そうして一息。そうする頃には奈留も帰宅し……二人の和やかな時間が始まった。
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プロフィール

HN:
呪炎
性別:
非公開
趣味:
世界鑑賞と小説書き
自己紹介:
Sであり同時にMでもある。
属性としては「SM」でも極端にアレなのは勘弁だね。
ソフトが一番でしょう?え?どうでも良いの?
あっ…そう?(///)

人の心とはとても美しく醜いと日頃から考え、他人の意見を吸収しながら、常に流されないように努力しているつもり。

自分のキャラである「アカネと捩木」を苛めるのも大好き。
苛められるのも好き。

だが、他の皆から構ってもらうことは、何よりも幸福を感じるウサギのような人間。

月がとても好きだ。
マイ箸はいつもウサギプリントの物を使うピンポイントなポリシーを持つ変態紳士。

紳士ならば、全力で女性を愛し尊重せよ!!美しき男達を尊重し、彼らの美しさを称えよ!

ここまで書いて思った。俺は最低人間であると!!
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