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このブログは、シルバーレインに置いて行動中の「呪炎・アカネ」「明正・捩木」の行動記録を、小説……または一人言を掲載する為の場所であります。サブである「ベルス・ペルシアル」「速水御影」もちょくちょく出てきます。その四人と馬鹿背後の提供でお送りします。
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捩木「夜風を感じて」
何か…足りない。
説明できない…足りない。

漠然とそんな思いを抱きながら、仰向けに星を見ていた。
誰も居ない寮の庭で、俺は大の字になって星を眺める。
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捩木「まだ信じられない」

克服できないと思っていた俺の難題。
それは唐突に…止まったというか。
まだ女性に対面すると、激しい痛みが鼻を襲う。
けれど…彼女だけは。
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捩木の鼻血
寮の玄関で俺はただ考えを巡らせていた。
ここに来て…もう二ヶ月…まだ二ヶ月。

多くの友と思い出と切なさと…あとは何を得たのだろう。
多すぎて、一度じゃ思い出し切れない。いや…
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捩木の戦闘スタイル

風月華の寮から少し離れた裏山。
そこには寮生が好んで自己鍛錬に使う場所特有の、傷ついた木々、磨り減った地面。
独特の心地よい風景が広がっていた。
普段社会を生きる者の中で、このような心境に陥る者は数限りないが、その日の捩木の心には、
その空間がとても新鮮に感じられた。

冷たい朝靄の中で、一人の少年は、森の中で今日も鍛錬に勤しんでいた。

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俺の居場所、俺の正義。

「捩木!ほらw」

アカネのマンションでの生活に違和感を覚えてきた頃。
彼女が俺に差し出してきた手紙は、俺の予想を超える物だった。
思わず、言葉が出る。

「華都先輩……」

簡素な内容かもしれない。だが…こんなにも心が温かくなるなんて。
俯き、なぜか涙が溢れる。失礼な俺を……黙って去ったこんなに馬鹿な俺を…待っていてくれるのか?
どうして、どうしてなんだ!!

「捩木、待っている人はもう一人いるんだよ?」

今度は勇華さんからの手紙。
その内容も、俺の帰りを待っていてくれると書かれていた。
俺に自信を持てと言ってくれた彼女……俺は。
涙は溢れては床にポタリと落ちた。

本当に、俺は彼らを捨てることができたのか?
そんな問いの答えは、もう簡潔だ。捨てきれるわけない!!

「戻りなよ。戻るべきですねん」

笑顔で俺にそう言うアカネの顔さえ、まともに見ることができない。
恥ずかしくて、人を信じることが怖い自分が許せなくて……

「信じなくても、良いんじゃない?」
「え?」

「人はいずれにしても死という壁が、絆を引き裂きますねん。その間の期間を生かすも殺すも、当人次第だよ?」
「でも…わからないじゃないか!俺はアカネとは違う!割り切ることなんてできない」

「今はそれでも良いでも……止まる進むは良いけれど、戻ることは、捩木の正義としてはアリなの?」

そこまで言われて気がついた。今までの行動は、逃げに過ぎないのでは……?


居場所とは、最初から定められている物ではなく。

作り…愛し…育て……守る物。だとするなら。



「アカネ、俺、戻るよ。たぶん………それが俺の自己正義だ!!」
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プロフィール

HN:
呪炎
性別:
非公開
趣味:
世界鑑賞と小説書き
自己紹介:
Sであり同時にMでもある。
属性としては「SM」でも極端にアレなのは勘弁だね。
ソフトが一番でしょう?え?どうでも良いの?
あっ…そう?(///)

人の心とはとても美しく醜いと日頃から考え、他人の意見を吸収しながら、常に流されないように努力しているつもり。

自分のキャラである「アカネと捩木」を苛めるのも大好き。
苛められるのも好き。

だが、他の皆から構ってもらうことは、何よりも幸福を感じるウサギのような人間。

月がとても好きだ。
マイ箸はいつもウサギプリントの物を使うピンポイントなポリシーを持つ変態紳士。

紳士ならば、全力で女性を愛し尊重せよ!!美しき男達を尊重し、彼らの美しさを称えよ!

ここまで書いて思った。俺は最低人間であると!!
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